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アルゼンチンのミクロ経済

最近、お金についてよく考える。特にアルゼンチンにいると、考えざるを得ない。アルゼンチンペソは対ドルで下がり続けている。週末明けは振れ幅が大きいから注意している。月曜日の午後、または火曜日安定したところがねらい目だと思う。ドルを亜ペソに替えたいときは、いつにするか注意が必要だ。

そして必要以上にペソにしない。手持ちが少ないと不安になることもあるけど、余分なペソは持たないようにしている。これは自分なりのインフレ対策でもある。世界のあちらこちらでインフレの話を聞くけど、アルゼンチンはさらにひどい。2022年10月のインフレ率は6.3%だった。これは月額。年率のほうは88%となっている。世界のニュースを聞いていると、たいていは年率を言っている。初めはアルゼンチンもほかの国とあまり変わらないか、いいくらいじゃないかと思っていたが、調べてみると年率だったから大きな違いだ。

これは今始まったことじゃない。物価は上がり続けている。それでここの人たちは貯金しないんだと聞いた。もちろん、文字通りの貯金はしてなくてもほかの方法で対策はしているだろう。仕事を掛け持ちしたり、換金性のあるものを購入したり、現金という形じゃない方法だ。

少しまとまった現金があるとき、私は長期保存できる食品を安いときに、いつもより多めに買っている。いわゆる備蓄みたいな感じ。食品に関しては政府指導で3か月間は価格を上げない商品もある。確かに安いんだけど、正直あまりおいしくないものもあるから、それよりは少しいいものを買うようにしている。最低限のものしか買えなくなったなら、食べるかもしれないけど、できるならあまり食べたくない。安い牛乳は1L約110円、よくある普通のメーカーのは180円くらいで現在売られている。安い卵は12個入り約320円、少しいい卵は約460円くらい。安いものをおいしく頂けるなら、あまり問題ないんだけどね。少しおいしいものを食べたいなら備蓄しておこうと思ったわけだ。

 

ほんとにささやかな抵抗なんだけどね。食べるものはあるというのは、心強く感じる。